宝くじの時効当せん金が多いのはなぜ?

年末ジャンボはその名と違って年末大みそかまで販売せず、今年は22日で売り終わり。大みそかに抽選をするためにはその前に全国から売れ残り券を回収しなければならず、それに時間がかかるからかな、と思っている。

もし販売業者が売れた枚数だけ報告して、その後で現物券を返却すれば、当たり券とはずれ券をすり替えることができるからだろう。ならば最寄りのみずほ銀行の金庫にさえ戻せばいいはずなので、もっとギリギリまで売れるのに。

 

もうひとつ、これももったいないと思ったのは、前年はたしか23日の天皇誕生日まで販売したのに、今年は22日金曜日で終わりにしたこと。かなりの人が23日に売場で年末ジャンボを求めて、空振りに終わったのではないか。

金曜日売り終わりならそれはそれでいい。毎年いつ始まっていつ終わるのか、ホントに分かりにくい。その機会ロスはかなり多いと思う。確かにジャンボくじの売れ行きにかつての勢いはないだろう、しかし売る側にホントに売る気があるのか、とも思ってしまう。

 

さて、一番分かりにくいのはその当たりはずれだ。

コツを知っている人は下1ケタでチェックすべきくじ券を見分けて、大当たりを確かめる。1等の下1ケタが3、2等が4と7なら、下1ケタが3、4、7の券を見て、2ケタ目、3ケタ目と遡ればいい。1等は前後賞があるので、バラで買った人は、この場合は下1ケタが2の券も見ておけば完ぺき。それを次に下の3等、4等でやればいい。末等は10枚買えば必ず入っているからもう見なくていい。

それで目星をつけてから、ヒマなときに売場に持ち込んで、機械にかけてもらって当せん金を払ってもらえばいい。機械にかけない売場もある(コスト高らしい。支払うのが面倒で「銀行に行った方がいいですよっ」という売場もある)が、それは危険。人間の目は見落としがあるし、これは外れていますね、と言われて返されたくじ券は、たぶんそのまま捨てるだろう。万一当たり券が入っていてももうパーである。

 

いま宝くじ公式サイトで見たら、1年前の年末ジャンボ、ミニで1億円以上の当たりが5本も未換金。銀行営業日しか持ち込めないから、最終支払日の2018年1月4日まで、あと5営業日しか残っていない。

お年寄りが買ってそのままどこかにしまい込んで忘れただとか、最悪、不幸なことに買った方がそのままお亡くなりになったとか、いろんなケースで換金されないまま時効になることがある。

最終支払日を1日でも過ぎたら取り戻すすべがない。いますぐくじ券を持ってみずほ銀行か大手の売場へ急ぐべし。