年金の扶養控除申告書、ブン投げた業者の言い分は?

私は残念ながらまだ年金をもらえないが、2月の公的年金の支給ミスは笑ってしまう。扶養控除申告書の送付先が795万人、少なく間違えたのが10万4千人だそうである。

 

扶養控除申告書を送らないと源泉徴収のテーブルの当てはめができない。給与所得者とおなじこと。源泉徴収義務者は支払先から取り損ねても納税せねばならない。税務調査でバッサリやられたら、もうそれでおしまい。

 

マイナンバーやらなんやらあって今はややこしい、細かい。いい加減な納税者も年金受給者もいるが、それはそんなものとしてやらせるしかない。意味が分からない人も多いが、いいじゃない、最後に確定申告で固めたら。

 

それにしても795万人。どんな大きな企業でもせいぜい5万人くらい? そんなの小さな業者にできるわけないじゃないか。自動読み取りにしても短期間でそんなにできるわけがない。中国でもどこでも再委託するのは不思議ではない。暗黙の了解があったとしか思えない。それってナントカ企画にできることなのか。

 

そんなことはネットで受給者自体が申告できるようにしたらどうか。申告がなければ一番厳しい源泉徴収を適用すればいい。イヤなら自分で何とかさせたらいい。もうつまらないことで仕事を増やさないでほしい。自己責任ってもう誰もいわなくなった言葉。もうつまらないコストを公的セクターに払わせてはいけない。まともに効果をあげられるはずがない。世の中もっと厳しく、自分のことは自分で管理するようにしよう。

 

 

川崎競馬復活にひと肌脱いだグラドル

稲村亜美が神宮球場で中学生に取り囲まれた、というか全方位から突進された、不思議な映像が話題を呼んでいる。なんだかやらせみたいな動きだが、なんでそんなことになるのか、いわゆる群集心理なのか、なにかまがまがしい、不気味な映像だ。

稲村亜美って誰よ?という人がほとんどだろうが、神スイングと始球式の「速球」で一躍名を知られるようになったグラビアアイドル。

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彼女は去年から川崎競馬のイメージキャラクターもやっていて、この写真は私が去年の夏に撮ったもの、ヘタくそで申し訳ありません。

隣は元ジャイアンツの宮本氏。このときは競馬場ですが、元プロの投手とキャッチボールをやるという企画。とうぜん軟球だけどいい球を投げてました。川崎競馬場よみうりランドがオーナーで、トークのうまい宮本氏が招かれたんでしょうか。

 

でその川崎競馬。2017年度の売り上げが約681億円となり、なんと27年ぶりに過去最高を更新したというニュースが最近流れた。今年度は川崎の開催は3月2日まで。前年比7.6%増だそうで、これは稲村亜美の貢献も認めてあげないと、と思った次第。

というのはこの夏に加えて、お正月にも晴れ着姿で彼女は来場。その日も私はノコノコでかけて行ったのでした。2月はハマの番長三浦大輔氏とのトークもあったが残念ながら平日で行けず、、。三浦氏はリーゼントの冠号JRAで馬を走らせている。またハマの大魔神もご存知のとおりGI馬を持った幸せなオーナー。川崎競馬は、これまた動員が好調なベイスターズと連携企画でもやれば、もっと売れるかもしれない。

 

ちなみに川崎競馬場の年間入場者数のピークは1974年度の240万人。当時は年間で何日開催したか知らないが、現場の手売りだけで600億円近く売っている。オイルショックの年であるが、どんなものか想像がつかない。日本鋼管、味の素、東芝日本コロムビア、、。大洋ホエールズもまだあったし、川崎が工業都市として輝いていた時代だろうか。

本年度は入場者は「たったの」37万人であり、川崎競馬場で売った川崎競馬の馬券は681億円のうち、56億円に止まる。JRAの有力馬が賞金を咥えてやってくるダートグレード競争をネットで売ることが、やはり27年ぶり売上高更新の原動力なのだろう。

 

稲村亜美を見に行くときも、そうでないときも、川崎競馬に行けば少し馬券を買い、少しおつまみを買って夏はビールを飲む。小さな競馬場で少頭数の競馬はみてて楽しいし、大きな当たりを狙わなければ、チビチビ楽しめる。私にとってはとてもいい娯楽。売り上げアップへの貢献度は何とも言えないが、少し彼女にもボーナスが行くような契約になっているのかしら。

 

リニア工事談合で鹿島と大成建設の幹部逮捕って?

またまた既視感のあるゼネコンの談合問題。国家的なプロジェクトでありながら、旧国鉄グループの中から東海道新幹線を受け持つJR東海が進める事業となり、10兆円とも言われる費用を負担してプロジェクトを推進。

とはいえ国が関与しないはずのない計画。東海道新幹線の開業が1964年でもう50年以上経過、普遍的な技術で大トラブルなしに安全に運行してきた。また、たまたまだが、この間、東西の2度の大地震東海道新幹線のエリアを外して発生した。

そもそも東海道新幹線は戦時下の弾丸列車計画で、1940年ごろから広軌幹線計画が登場。その前の東海道本線が全線開通したのが1889年だから50年も経てば、次の構想が出てくるサイクルなのかも。

 

談合のハナシに戻ると、なぜあっさりと大林組清水建設が手を上げたのに、鹿島と大成建設が抵抗したのか、最初からよくわからない。スーパーゼネコンの土木の大幹部なんてこの業界の保守本流ではないか。認識の違いなんてあり得ないように思える。

無責任な外野の感想でしかないが、JR東海の発注の仕方に問題があるという指摘がいちばん納得がいく。民間企業の「官製談合」ではないのか。随意契約で割り振るならそれでもいいではないか。上場会社としてのコスト最適のためのアカウンタビリティのなせる弊害なのか。品川駅と名古屋駅の地下深くを掘り、南アルプスを貫通する工事がコストダウンの競争をしないといけないのか。

 

経済犯罪だから、経済学の助けも借りて構成要件を詰めねばならない。競争的なマーケットが存在する前提で(その状態が出現することを妨げない前提で)競争制限的な行動が取り締まられるのが独禁法の政策だと思っていた。だから10兆円かけて、難工事を期限までに、最高水準の品質で仕上げられるようなプレーヤーが、たくさんいるという前提で4社が他のプレーヤーを排除したというのだろう。

 

スーパーゼネコンが一つの工事で随分なおカネを取って行くのも、まあ知っている。善良なプレーヤーではないと思うが、それはいずこも同じで、マーケットで一定のポジションを占めれば利益はついてくる部分もある。

 

東京地検特捜部のプロフェッショナルがやることに間違いはあるまい。しかしサラリーマンのベリートップでない人を拘束するやり方は、あまり気持ちが良くない。この場合、多くの人は組織の盾となっている状態で、善悪は別として、仕事として組織の期待に応えて対応している。見せしめで人権を奪うことは納得できない。その人の人生が変わることがある。それ以外の見えないところで、犠牲者が増えることもある。

 

大ゼネコンは逃げないだろう。正々堂々と議論したらいい。JRもちゃんと出てきてなにが望ましいか正直に言えばいい。鉄道・運輸機構の北陸新幹線除雪設備でも、規模的には小さいだろうが設備業者で同じことがあった。ことの是非はともかく、実現した事実として北陸新幹線はこの冬の大雪でもノートラブルで動いたではないか。

リニアの技術、大深度地下や険峻な山岳でも路線を築く技術は素晴らしいが、それを公正に造るための仕組みが機能しないなら不幸なこと。司法の独立もいいが、いまどきの法的バランスはいまの経済構造を反映したものにならないと、ズレをズレと分かっていてそれでも誰かがやり玉に上がる。いけにえか、魔女狩りか、とにかく何かを山の神に捧げないとダメなのか?

 

 

スッキリしないマーケットがいつまで続くのか

冬のオリンピックもそろそろお別れが近づいてきた。一発勝負で立派な成績を収めるのはたいへんなこと。選手の皆さん、本当におつかれさま。いいものを見せてもらってありがとうございました。

 

相変わらずマーケットはスッキリと晴れて来ない。ドルの減価はどうやら政策担当者の間では既定の方針となっているようで、当面は107円くらいが天井になりそう。各国経済もアメリカ経済に引っ張ってもらっているところもあり、その程度は協力しないといけないのかな。

それでもまあ大した調整局面とはどうしても思えない。それでも日本株は、バブル扱いだった米国株並みに下がっている。円高は良くない材料ではあるが、なんでいつもこうなるのか。日本株インデックスは持ちにくいと言わざるを得ない。

いまは少しずつ海外ものを買い増して、いつかドルが高くなることを待てばいいだけではないだろうか。私はマーケットが躓いたときに、すぐに海外リートの投信を確定拠出年金でスイッチ購入したら、下値を突っ込んでいった状況。カンタンには安値を拾えない。確定拠出年金で普通の外貨預金を提供してくれたらいいんだけど、あまり見かけないような気がする。

 

一方で不動産価格が高い。訳あって手頃なサイズのマンションを東京南部から横浜方面で探し始めた(というか調べ始めた)が、ホントに高い。バブル期の価格に戻りつつある感じ。その裏で、郊外駅から遠い中古マンションは人気がない。いいところは高く、不人気レッテルが張られるととことんダメでなんか二極化している? 

通勤しなくていい人なら郊外のマンションんでノンビリ暮らすのもいいかも。横浜市の山側の方面はアップダウンが激しくてクルマが必須ではあるが、割り切って、不人気でも管理のいい中古マンションなら自用として買ってもいいかも。けどなかなか賃貸には出せないだろうから、投資対象としては向かない。

私はもうこの年齢ではローンも組めないし、一般貸出でレバレッジかけて投資物件を拾うリスクを取る気もない。たぶん目利きの力のある人には、絶対もうかるタネがゴロゴロ転がっていることはよく分かる。

e-Taxに挑戦したことがありますか? 確定申告その7

マーケットが不安定で円高が進行。この円高の評価、というか政府・日銀の沈黙についてはいずれさまざま議論が出てくるだろう。政策としての一貫性には欠ける。ただし一市民としては受け入れて必要な対策をとるだけ。

 

確定申告が始まったばかりだが、おかげさまで1月28日にe-Taxで送信した私の確定申告は承認されて、2月16日に銀行口座への着金を確認した。その3日前の13日にメールが届いて、16日支払手続実行の連絡が事前にあった。

 

「支払手続日は、税務署が還付金の支払手続を行う予定日であり、実際の入金までに金融機関の休日を除き4、5日程度要する場合があります」

16日の朝一番には銀行口座(私のはメガバンク)に着金しておらず、日中に入金された。受けた銀行が前日の資金入金を留保したとは思えず、国庫金支出が当日行われたと考えるのが妥当だろう。そういう方式なのか。

 

実質2週間はまるまるかかっており、出来上がりは紙で提出していたときとそう変わらない。税務署で突合できることは、支払調書(私の場合は給与1か所と配当1件)、ふるさと納税の寄付の内容くらいだろうから、2月初にデータが全部そろうとして、これくらいかかって当たり前。マイナンバーで全部紐付きになればもっと便利になるでしょうね。

 

2月は固定資産税の支払が控えており、また例の配偶者控除の見直しで毎月の給料の源泉徴収のスケジュールも厳しくなっている。還付金で一席というわけにもいかないが、多少は家族に還元してあげないと。

 

 

 

e-Taxに挑戦したことがありますか? 確定申告その6

確定申告をe-Taxで送信してから10日(営業日ベース)経過。8日目にメールが届いて「還付金の処理状況を確認できます」とのこと。おっ、どこまで進んだのか。

 

以前はe-Tax内の「メッセージボックス」でコミュニケーションをしていたが、それとは別にいまは「還付金処理状況」というのがWEBサイトにできている。

 

e-Taxを利用して還付申告を行った方は、還付金の処理状況を確認できます。
還付金の処理状況が確認可能になるのは、e-Taxを利用して還付申告を行ってから、
2週間程度経過した日からとなります。』

 

これが8日目に来たということ。まあ早い。では中身は?

 

以下のとおり、待ちましょう。

 

還付金処理状況

更新年月日:平成30年2月6日

照会番号 XX-XXXXXX
処理状況 還付金額や振込先の金融機関情報などの確認を行っています。
連絡事項 振込先金融機関に誤りがある場合には、下記の税務署までご連絡ください。
税目 申告所得税及復興特別所得税 申告年月日 平成30年1月28日
課税期間 平成29年分
申告区分 確定申告
振込先金融機関 〇〇〇銀行
✕✕✕支店
口座番号 9999999 預金種別 普通預金
連絡先 △△税務署 管理運営担当 099-999-9999

アメリカの長期金利はこのまま上がるか

米国の長期金利上昇が株安の引き金を引いた。1月雇用統計を受けて2月2日のダウは2%以上の下落。今日5日の日本株も大きな下落となった。

 

長期金利のことは1月12日に当ブログで書いたが、基本的に大きな懸念になるとは思っていない。足元の数字で振れるのはマーケットの常だが、ここはFRB新議長へのマーケット参加者からのメッセージではなかろうか。米国の場合はドラスティックに雇用が動くので、あっという間に情勢が変わる。AIもロボットもどこより米国が先行しているのに、相も変わらず人手でカウントするジョブの数が経済のカギを握る。インフレ退治に狂奔したレーガン大統領の時代からもう30年、いぜん雇用の構造は変わらない。

消費がGDPの7割を占める経済社会では、求職者がいつでも仕事にありつける状況が重要。それがここまで失業率が低下してくると、ジリジリと経済が焼けついてくる感じ。

 

トランプ政権の税制改革も火をつけたことは事実。全部総合してみれば金利上昇リスクへの対応が必要な事態に至ってしまった、ということか。

しかしそこまでいま懸念する必要があるとはどうしても思えない。当局の適切なメッセージで長期金利の立ち上がりは抑えられるとみたい。

 

日本株も多少の調整を経て、また2万5千円を目指す展開ではなかろうか。為替はリスク回避の円高に向かう可能性もあるので、米国のくしゃみで日本はより重篤な症状を起こすことは、過去に繰り返されてきたとおり。とくに日本マーケットでは油断は禁物ながら、注意深く楽観的に、というのが私のいまの認識。さて週明けの米国マーケットは?