ボーナス出ましたか? 給料との違いはなんだろう

ボーナス支給の真っ只中である。私もおかげさまで少しだけおこぼれに与った。59歳にもなって決まった額のボーナスをもらうのは、こっぱずかしい気もする。けど助かる。

 

いまの会社のボーナスは決まったルールで支払われるので、いわば給料の夏冬払いみたいなものだ。いまは社会保険料も徴収されるので、まったく給料の支払い方の一つのパターンと言ってしまえば身も蓋もないが、まさにそういうこと。

 

業績連動のカラーがもっと強いケースもある。私も管理職の頃はボーナス査定をやったが、本当にイヤな仕事だった。その部署のファンドをベースに個々人のウエート付けをしていく作業は、ときに思いもかけないヘンな数字が出てきたりして気を遣うことばかりだった。営業ラインと非営業ラインを持っていると特にバランスが難しい。事務方に報いてあげたいと思うが、いずこも同じでトップラインを作る人の声は大きい。

 

株主総会決議で支給承認を取る役員賞与というものに関わったこともある。これは最後は社長のさじ加減で分配が決まり、まあそれこそおこぼれだった。

 

いまは社会保険料が徴収されるので手取りはますます減っているが、年金保険料にカウントされる賞与は年3回まで。上限は各150万円で、3回満額になる人は極めて少ないだろう。たくさん年金保険料を払ったら年金受給額がドンと増えるのかと思ったら、意外とそうでもないようである。ここは勉強が足りず自分で検証できていないが、今年の夏に社会保険事務所街角の年金相談センター)に行ったときに相談相手になってくれた社労士さんは「たくさん払っても払うほどには増えない」と言い切っていた。

 

年金生活、あるいは事業所得生活者になればもうボーナスはない。自分で作るしかない。年末は少しキャッシュがあると嬉しいし、毎月分配型でなくても夏冬決算型の投信とかできないかな。やっぱり配当の多い株でも持ってみるしかないか。