確定拠出年金ってどうしたらいいのか その3

おカネの話題に戻して、確定拠出年金の運用状況。アメリカは株高が続いてドルも113円まで戻してきた。私の年金ポートフォリオに占めるDCの比率は現在価値で155万円と僅少だが、大事な運用の場であり、ここで運用を試していかないとダメ。

運用にあたっての基本的な考え方は以下のとおり。

  • 外貨建て資産は積極的に持つ。ただし米ドルかユーロが基本。
  • 海外株は前向き、海外リートと海外債券はタイミングを見て投資。
  • ことDCに関しては日本株は極力抑える。崩れたらそのとき拾う、くらい。

少しでも増やしていきたいなら金利のある世界の資産か、日本株の配当を拾うしかないと思っている。ただし日本株インデックスはあまり買いたくない。押したら拾って上がったら売ることの繰り返し。少額の積み立て投資で勝てるイメージがなく、ある程度現物株を買ってその配当がとれたら、とずっと願っているが、6年前に東電株で痛い目に会って、安易な考えと思い知った。

私は、私の資産規模に合った日本株への投資パターンができていない。短期なら勝負のタイミングが取れるが、中長期で持つと痛い目に会って手放すことの繰り返し。投資規模とタイムホライズンがうまく噛みあわない。1千万円規模のポートがないとダメと思っているが、その根拠もまだうまく説明できない。心理学的な分析が必要に思える。

 

うまく行った記憶があるのは圧倒的に海外もの。投資は遠いところのものがいいような気がしているがこれも根拠がない。目の前の日本株だと負けると不快だが、遠いものはまあ分からないし仕方ないか、と思うのかもしれない。だから気が長くなってガマンが効く。まさかそんな仮説は成り立たないと思うが、ある程度理解できて、過剰に相場にピリピリしないものがいいのかも。

 

お勧めしないのは金その他のコモディティもの。ヘッジに使う以外に手はないと思っている。つまらない例だが、しばらく先にクルマを頻繁に使うことが分かっているとしよう。いまが原油価格安、ドル安だとすればその投資ポジションを取ってオイル高、ドル高に備えればいい。ガソリン代が上がればそのポジションを手仕舞って埋め合わせることができる。私は利子を生まないものは長期投資には向かないと思っているし、勝てたためしがない。

 

ただし、いくら運用で稼いでも受け取り方を間違えれば、投資の果実はお上の手にわたる。あんまりDCで突っ張ってはいけない。このことはいずれ数字でお示ししたい。