甲子園ボウル、日大大健闘でナイスゲームでした!

楽しみにしていた甲子園ボウル関学のファーストシリーズでいきなりTDを取ってあれれという展開でしたが、日大がすぐに取り返して勝負の行方が面白くなった。

効いた、と私が思ったのが日大の最初の攻撃で放ったロングパス。レシーバーはディフェンスを抜き去っていて、通ればそのままTDになった一投。これで関学は引いた守りを強いられ、日大のランプレーが面白いように進んだ。日大のQB林くんというのはなかなかのタレントで、ゲームが進むにつれて、かなりやりたいことができるようにできるなってきた。

それでも後半はガッチリとアジャストしてくるのが伝統の関学。ディフェンスが日大のランを詰め切ってQBの動きにプレッシャーをかけられれば、形勢は一転する。ところが日大は後半もますます動きが良くなって、林くんはやりたい放題。最後は関学の追い上げをインターセプトで食い止めて23-17の勝利。

 

関学は前半から12人の反則やらフォルススタートなど、普段やらないようなことばかり。後半は十八番のアウトやルックインのパスで1STダウンを取って行ったものの、大きなゲインはなく、ずっと苦しい局面で戦わざるを得なくなった。それにしてもお互いにコントロールされたパントを蹴り合ってゴール前に何度も敵をくぎ付けにし合うなど、珍しい戦略で応酬した甲子園ボウルではなかったか。

 

関学が庭ともいえる甲子園でこれほどパッとしないゲームをやったのはあまり記憶がない。形式的に言えば関西リーグ王者の立命ポストシーズンに出番がなく、2位の関学、3位の京大がそれぞれ東の日大、法大と戦って、いずれも逆転負けを喫した。なんだったんだろう、いろいろ議論を呼ぶシーズンになるかも。