やっぱり来ました所得税改革 その9

もう何度も同じことで申し訳ありませんが、公明党自民党案に乗り切れず、微調整が入って、増税ラインが850万円まで切り上げられる見通し。

抜本的なところの見直しにはならず、ホントの微調整に止まりそうだ。

特段、政策決定プロセスの問題でもなさそうで、まあそれだけのことに終わるのだろうか。実施が2020年のことなので、まだ紆余曲折はあるとみていいかもしれない。

 

物価が上がらない世界で税の自然増収というのがなくなってしまった。インフレが起きていた時代は所得税も微調整で減税されていたが(かつてのラーメン減税とか)、デフレ下なら逆に微増税していくのかもしれない。けど歳出の方だってデフレ下で削減できるはずなので、なんだか理屈はスッキリしない。

 

ここ数ヵ月、自分なりに勉強したが、とどのつまりは政府の支出を吟味しないとダメですね。けど一方でムダな支出も経済を動かす原動力になることも事実。倹約はシュリンクを生むのでマクロの拡大均衡にはつながらない。それなら政府支出より個人消費でエンジン点火したいよね。

納得ずくで税金を払うようにさせてください、それが唯一の願い。子育て支援で必要というなら求められれば払うが、なぜ必要かをだれも説いてくれないのが不満。公明党もそういうハナシで巻き返してくれないものか。800万と850万を比べることにあまり意味はない。