関学ファイターズ、甲子園ボウル出場おめでとうございます!

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アメリカンフットボール大好き、今年もこのシーズンがやってきました。

甲子園ボウルが全国大学選手権になってもう10年近く経つと思うが、依然として関西学生リーグと関東学生リーグの優勝校が圧倒的に強くて、他地区に出番が回ってこない。

 

関西学生リーグは今年から2位校まで西日本代表トーナメントに出られることになり、ご承知のとおり、関西学院がリーグ戦では敗れた立命館大学にリベンジを果たして、甲子園出場を決めた。

 

わたしはもうずっと関西学生リーグの試合を見ておらず、今回の関学立命の2試合も見ていないのでああだこうだいえないが、こういう結果はおおいに予想できた。かつて京大や近大もプレーオフになったときに関学に負けて甲子園出場を逃したことがある。

関学は前半と後半でもガラリと作戦を変えてきて、どうにもならないと見えた試合をひっくり返す力がある。日本選手権のライスボウルでも、学生が力負けするXリーグの覇者を慌てさせる作戦力は素晴らしい。今シーズンもぜひ甲子園で日大に勝って、ライスボウルに出てほしい。元々関西人なのでそこはえこひいきである。

 

それでもプロ野球セリーグ覇者のカープをさておいて、ベイスターズ日本シリーズに出たような違和感も多少残る。

もう一つは、せっかくの関学立命の試合が2試合とも、割とひっそり?開催されているのではないか、盛り上がりはどうなんだろう、という点である。

 

アメリカの大学フットボールは大ビジネスで、同じリーグでもホームでやる年とアウェーの年がある。同じリーグで頭抜けて強いチームが2つあったとしても、必ずしも最終戦近くで相まみえることはなく、何年も前から決まった日程に従ってゲームは行われる。最終戦は地元どうしのライバル戦になることがふつうで、ワシントン州ではワシントン大学ハスキーズとワシントン州立大学クーガーズでアップルカップと銘打って、感謝祭の頃にやる。今年はどちらも強くて盛り上がったようだが、仮に負け越していても盛り上がりはまた別格である。

関西学生リーグは前年上位校が下位校からこなして行って、最後に1位2位が戦うという、相撲の取り組みのような仕組みである。ふつうはどこもそうなるだろう。

 

しかし2位になっても甲子園ボウルへの途が残っているのなら、思い切って序盤に強豪同士の試合を組んでもいいのではないか。チーム力のピークをどこに持ってくるのか難しいところはあるが、短い期間で再戦する可能性が高いいまの仕組みでは、先手を取ったチームは、よっぽど力量に差がない限り不利に見える。手の内を見せたら負け、みたいなスポーツなのである。

間に2ヵ月ほど空けば、かなりその辺は緩和される。シーズンが進むうちにいろんな調整が進んでチームのカタチも変わっていくからである。

 

もっと抜本的な方法は、関西2位と関東2位が、それぞれ相手方のトーナメントに入ることである。今年の例で言うと、仮に関学が東に回って日大に勝てば、甲子園ボウル立命(関東2位を下すという前提で)と再戦することになる。昔の甲子園ボウルの位置付けは、西のチャンピオンが東のトップを招いて行うゲームだったから、それはあり得ないことだが、いまは大学選手権なので真のナンバー1決定戦にすればいい。西対西、東対東を厭う理由はないはずだ。現にラグビーは関東の対抗戦グループで決勝になることが多かったし、それはそれでもいいのではないか。

 

要はいい試合を見たいのである。特に首都圏在住だとアメフト飢餓状態になることが多い。10日には法政大対京大が川崎で行われる。日程が合わなくて行けないが、来年はぜひ観戦したい。