ブラックフライデーって、ふつうに言うようになったのかな

23日は勤労感謝の日、これがたまたま今年はサンクスギビングデーと重なる。

 

初めてアメリカに住んだときには、隣の親切なアメリカ人夫婦が日本人を集めて(そのアパートは日本人か借りやすくて、家族連れが何世帯もいた。日本もまだいい時代でいろんなカタチでアメリカで勉強する機会があった)、七面鳥の焼き方から始まって感謝祭の過ごし方を教えてくれた。

感謝祭は木曜日だが、金曜日はほぼお休みで4連休が当たり前。NFLサンクスギビングデーは試合をやるし、別格の休日という感覚。

 

この翌日の金曜日の朝、初めて経験したのはもうかれこれ30年近く前のことだが、いったい何が起きたのかと思うほど、普段チンタラしているアメリカ人が朝からクルマで出て行く。私はよく知らなかった。そういうことが起きていることを。

 

ショッピングモールは人で人で溢れていた。そこで起きているバーゲンはまったくケレン味のない安売り、なんでもかんでも安くなっていた。私はアメリカで靴をたくさん買った。いや、買うことを覚えた。いまでもアラモアナのノードストロムの靴屋に行くとハマって買ってしまう。当時は8&1/2でWとかDとかついている靴を手当たり次第に探し回っていた。買い物が面白いと思った。高いものではないがいいモノがあった。

ECCOはアメリカの靴ではないが、そのときにこんなにいいウォーキングシューズはないと思ってずっと使っている。いまは日本に進出して来てホントにうれしい。

 

サンクスギビングが楽しくなって、その後、アメリカで過ごした数年で、ブラックフライデーはとても大事な「行事」になった。消費は楽しい、と心から思ったのは30年前のアメリカでのこと。