スポーツが足りない秋ではないか

私の今日の一番のビッグニュースは、武豊が週末のGIでお手馬から降ろされたこと。

 

このハナシは興味のない人には刺さって行かないし、還暦前の世代にとって決定的に大事なことでもないので、申し訳ありませんが少しだけ書かせていただきます。

 

武の騎乗馬予定はエアスピネルで、前哨戦も武で快勝したので当然手綱をとると思われていたが、先週の騒動でその白黒はともかく、ペナルティという意味合いもあったのだろう、たまたま滞在中の海外のトップジョッキーに想定一番人気馬を譲るカタチになった。

 

競馬をやっている人はご存じのとおり、特定の馬主との関係悪化や、日本の競馬界で一番大きな声をもつグループとの距離感で、最近は騎乗馬に恵まれない。それでも断然の存在であり、彼以外に中央競馬を代表する人はいない。武の前に武はなく、その後にも出てこないだろう。いずれ達成する4,000勝、近づく50歳という年齢を考えれば、関係者は花道を考えないといけないのか。

 

キタサンブラック凱旋門賞を勝てば国民栄誉賞(オーナーともども?)なんてハナシもあったが、どこかでオファーだけはしてほしい。スポーツ関係では福本豊氏とイチローが断ったが、武は受けるだろう。国民栄誉賞は王さんから始まって、野球では今に至るまで他には長嶋さんと松井氏だけ。元阪急の福本さんの「立ちション云々」は稀代の名言。イチローは、自分の評価を定めるのはまだ早いということだろうから、いずれ受けるのかもしれないが、こればかりは何とも言えない。武豊も引退したら(しなくても)、もし頂けるものなら後進のためにも受けたらいいのではないか。

 

たまたま10月29日に府中の競馬場で、武豊北島三郎さんのツーショットを現場で見たので、私にとってはこれがスポーツの秋の最も印象的なイベント。あとはなにがあるかな。相撲はまったく残念、サッカー・ラグビーももう一つ、ゴルフはどうなんだろ、なんかもの足りない気がしませんか? 稲葉ジャパン、なんとかいいスタートを!