確定拠出年金ってどうしたらいいのか その5

ぐっと秋が近づいてきましたね。お酒がますますおいしい季節になって日本酒党には堪りません。寒くなったら毎日でも鍋でOKです(^^♪

 

私の確定拠出年金はまた最高値更新で好調です。DCはそういうことに一喜一憂しない投資ではあるが、うまく行っているときはやっぱり楽しい。

 

つみたてNISAが来年からいよいよ始まるので、昨日の新聞でも大きな紙面を割いてPRが始まった。年間40万円×20年がポイント。800万円投資して1千万円を狙うイメージだろうか、投資できる投信も主にローコストものに指定されて、積み立てドルコスト法の長期投資でゲインを狙う王道の投資手法だろう。

私のDCは、53歳で始めたときは全くの控除狙い。いつまでやれるか分からなかったので損はぜったいにイヤだから預金と保険で固めた。それがどうやら60歳までは積めることになり(ウワサではもっと)、それなりのリスクは取れるようになった。

受け取りが62歳スタートで先はそう長くない投資。だから尺取り虫戦略で、伸びたら売り、またチャンスがあれば拾うというパターンを繰り返した。

 

仮につみたてNISAの提供する20年の投資だったらどうするだろうか。多くの金融投資のテキストが示すとおり、長期のドルコスト法投資は報われる。それでも大きなクラッシュがあれば、またリカバーするかどうかは不安だ。私は怖がりで、負けるのがイヤな投資家なので、そこまでの時の流れに身をまかせることができない。上がれば手仕舞うし、またクラッシュがあれば拾いに入る。結果的に効率が悪い投資かもしれないが、一定のゲインが取れればいったん仕舞ってキャッシュにしたい。セオリーは分かるが、生身の人間は合理的には出来ていないので、どうしても感情が反映する。いろいろ経験して、そういうものと分かって、自分を許そうと思えるようになって、初めて楽に運用ができるようになった。

投資・運用ではいい局面をすべて享受しようとしてもムリだと思っている。「アタマと尻尾はくれてやる」が私の投資格言。自分のモノサシで満足できるリターンなら、それでよしとしたい。これは投資総額の規模にもよるし、他の金融資産があるかどうかにもよる。けど年金資金なら3%程度で回ればもう十分だと思っている。