真珠湾?ミッドウェー?

おカネの稼ぎ方、受け取り方のハナシをこのブログでやって行きたい。政治のことはよく分からないが、とにかく選挙には行く。私が育った土地はいわゆる革新勢力が強い土地柄で、親もどちらかと言えば既成勢力嫌い。そういう感覚で社会人になって幾年。親の感覚とはずい分違うが、それでも権力への疑問を投げ続けることは必要。

前原さんの民進党丸投げには驚いたし、それは自民党もそうだろう。しかし小池さんの方は若狭氏を使いつつ着々と手を打ってきたわけで、それを軽視していたとしたら現政権側もかなり緩んでいるとしか言えない。2018年の暮れの任期満了では天皇陛下の退位に重なることもあり、この先1年の早い時期ということから選んだ9月解散だが、政治カレンダーの逆算から手続き的にやってしまえ、という腹積もりが見える。

とうぜん公明党の意向もよく酌まないといけないし、そういう制約も満たす時期は限られる。公明党改憲に横を向いているが政権与党からは離れたくない。そういう勢力と組みながら、捻じれつつ票をもらわないと小選挙区を戦えないのが自民党。安倍さんと組める公明党は小池さんとでも組めるし、現に東京都限定としてあっさりと手を結んだ。「首班指名は山口さん」発言に一応は怒って見せたが、まんざらでもないかもしれない。勝ち馬に乗りたいならどんな理屈でも立てられるので、一気に大連立まであっても驚かない。

残念なのは自民党内部の新陳代謝がなくなったこと、麻生さんが優柔不断で石破さんに突破力がない。禅譲を待って宰相の座を射止め損ねた政治家など数え切れない。戦ってナンボの世界、舛添さんがリオに行けず、安倍さんがマリオを演じてから1年、安倍政権は何の実績も残せずロシアを頼り、改憲勢力確保に血道を上げて、事態はここまで漂流した。あのとき「なんでもいいから緑色を持ってきて」と言って流れを作った小池さんは今度は何を見せるのか。ここまでくると自民党内でも腰が浮いている人は少なくないはずだ。トリックオアトリート!のハロウィン選挙でなにが起きるか。