会社員を辞めてみた その2

その1では、給与所得者であり続けることのメリットが失われつつあることを説明した。もちろん子育て支援など、社会的にサポートされるべき理由のある層・世代は、われわれのような中間管理職からアラ還を迎えた世代とは違った状況にある。ここでは昭和30年代…

会社員を辞めてみた その1

長らくブログを更新していなかったので、自分でも唐突と思うが、実はこのタイミングで会社を退職した。60歳。いまの世間の流れから言うと少し早い。 ベースの環境を説明すれば、既婚、子どもは2人いるが各々経済的には独立。親世代はもうだれも残っておらず…

WIN5史上最高額の4億7千万円馬券を狙った人

2月24日開催のJRAで、ついに4億7千万円もの配当が飛び出した。羨ましいとか、税金が大変だとか、勝負の実感に乏しい?コメントが飛び交っている。 私はWIN5を取ったことがない。24日も少しだけ買ってWIN1で終わった。当てたいが、少しずつ長く楽しめる競馬を…

有馬記念はすべてを包み込む

今年の有馬記念は3歳馬ブラストワンピースの勝利。グリーンチャンネルの番組で岡部元ジョッキーが、もし騎乗できるとしたら、というMCの問い掛けに即答したのがこの馬。繋がりの深い厩舎のレイデオロを上げずにこちらなのか、という気がしたが、、。 私は性…

税制改正の季節 その2

今年の税制改正はほとんど盛り上がりがなかった。来年、2019年10月に消費税率が引き上げられれば、いわゆる軽減税率の問題が出てくる。これがキャッシュレス化の促進と絡み合って、プレミアム付き商品券の問題に波及している。税の世界の場外乱闘である。 給…

明治安田生命のドル建て一時払い養老保険を解剖する

明治安田生命のドル建て一時払い養老保険を買ってみた。営業の人から金融商品を買うのはホントに久しぶり。25年前の年金保険の満期が近づき、その処理で(いわゆるお宝保険で大きな利益が出ているから)いろいろお願いしており、そのお返しの意味もある。11…

税制改正の季節 その1

またしても税制のシーズンがやってきた。1年前は大きな改正が決まって公的年金控除と給与所得控除のダブりが狙い撃ちされた。これまでは所得種類に応じた控除があり、その他の社会保険料控除や人的控除を差し引いて課税ベースが決まってくる。 勤め人なら給…

10年ぶりのアジア その5

その4でGRABについてご紹介したが、合計4回使って特に良かったのが中国系のドライバー。仕事は迅速でなんとか工夫をして、混んでいるKLの道路をうまく移動してくれる。特に最後に使ったドライバーは、中年のおっちゃんではあるが、よくしゃべってロードサイ…

10年ぶりのアジア その4

クアラルンプールでは、GRABというタクシーアプリがポピュラーと調べはついていた。日本でGRABアプリはインストールできる。ただし、カード払いの登録が日本国内ではできない。 KLIA(空港)から市内に向かう電車の中で、カードでの支払い登録はできた。これ…

10年ぶりのアジア その3

クアラルンプールの街はふつうにアジアの匂いがする。突き詰めていくとドリアンの匂いに近い。今回の旅行ではドリアンフレーバーのシュークリームがあったので、それくらい問題ないと思って食べたら美味しかった。実は生ドリアンを食べたことがない。今回の…

10年ぶりのアジア その2

KLには夕方、定刻の到着。行ったことのない街には明るいうちに入りたい。郊外の空港からさっさと市内行きの電車を目指す。KLエクスプレスという列車はほぼ満席でKLセントラル駅へ向かう。この切符が片道50リンギット(以下MYR)と高い。28円換算で1,400円だ…

10年ぶりのアジア その1

夏休みにマレーシアのクアラルンプール(以下KL)に出かけた。KL旅行は初めて。私の海外経験は米国に偏っていて、アジアは30年以上前にシンガポールと台湾。10年ほど前に香港へ、ごく短い観光旅行に出て行っただけ。いい加減、世の中の動きについて行かない…

経済政策の変更こそためらうことなく

7月17日の、3連休明けのマーケットで円安=株高の動きが見られたとき、違和感がこみあげてきて前回の記事を書いた。今日も円高方向の動きが一服、日銀が政策維持のメッセージを出したことから、安心感が先行するのだろう。 金融政策は、いまのゼロ(マイナス…

なぜにいま円安なのか

今日も225は100円上げ。猛暑の3連休明けで、7月いっぱいは高い気温が続く予報。夏が夏らしいとサマーラリーも続くのかもしれないが、なんとも不透明。 ドル円は112円台の半ばで、文句のないところ。これが日本株が堅調な一つの要因。かつてのように逃避先通…

次のクラッシュは近いのか? いったんすべてクローズ

怖がりの投資家としては、いつクラッシュが来るのか気が気ではない。米中の貿易バトルはまだまだ先があるだろうし、ジャブの応酬レベルのハナシかもしれない。たしかに大国はそれでいいが、日本はいつもそのとばっちりを掛け目150%くらいで浴びる。 そんな…

障害王は平地で勝てるか

競馬ファンにとって今日の最大の焦点は、オジュウチョウサンの福島条件戦への挑戦。猪木=アリの昔から異種格闘技の戦いは興味を引く。福島競馬場100周年の七夕デーに最高のイベントを仕組んでくれた関係者に感謝。 馬場はやや渋っているが、これはどの出走…

次のクラッシュは近いのか? いま取るべきポジションは

我が家は夫婦そろって今年が60歳到達年。家内の方が生まれが早く、おかげさまで特別支給の老齢厚生年金を、僅かながら受け取り始めた。たまたまこれと同じタイミングで比較的まとまった金額のキャッシュが入ってきた。さてどんな運用が考えられるか。 常に念…

次のクラッシュは近いのか?まだ少しは持ちそうな感じでよさそう

今日(6月4日)は円安への戻りも手伝って、日経平均は1.37%の上げ。水準はまだまだだろうが、米国の金利上昇もまあそう予想外の動きにならず、いろんな調整が終わりつつある状況と言えるかも。私は怖がり投資家なので、いつポジションを戻そうかといつも思案…

学生アメリカンフットボールはリーグ再編を(続き)

関学対日大の定期戦から始まったトラブル。日大が関学のプレーをけなして、先にやったのはそっち、みたいなことを言う人すらいる。口ゲンカにしてもレベルが低い。 日大のコーチの関西弁も話題になっている。彼がそういう考えの持ち主とは思いたくないが、関…

学生アメリカンフットボールはリーグ再編を

関西学院と日大の定期戦が行われたのは5月6日。どんなムードで終わったか知らないが、関学が例のラフプレーを世間に明らかにしたのが12日。その時点では映像は配信されておらず、私もあちこち探したがハッキリとどんなプレーか確認できず。 日大の対応に納得…

健康保険組合の行方はどうなる? 制度自体が難解すぎる

年度末からこの時期は繁忙を極める。サラリーマンにはゴールデンウィークも良し悪しで、3月決算の会社なら6月の総会まで息がつけません。 企業の健康保険組合の解散が続いているとの報道がなされている。後期高齢者医療制度への仕送りが健保財政を圧迫してい…

年金の扶養控除申告書、ブン投げた業者の言い分は?

私は残念ながらまだ年金をもらえないが、2月の公的年金の支給ミスは笑ってしまう。扶養控除申告書の送付先が795万人、少なく間違えたのが10万4千人だそうである。 扶養控除申告書を送らないと源泉徴収のテーブルの当てはめができない。給与所得者とおなじこ…

川崎競馬復活にひと肌脱いだグラドル

稲村亜美が神宮球場で中学生に取り囲まれた、というか全方位から突進された、不思議な映像が話題を呼んでいる。なんだかやらせみたいな動きだが、なんでそんなことになるのか、いわゆる群集心理なのか、なにかまがまがしい、不気味な映像だ。 稲村亜美って誰…

リニア工事談合で鹿島と大成建設の幹部逮捕って?

またまた既視感のあるゼネコンの談合問題。国家的なプロジェクトでありながら、旧国鉄グループの中から東海道新幹線を受け持つJR東海が進める事業となり、10兆円とも言われる費用を負担してプロジェクトを推進。 とはいえ国が関与しないはずのない計画。東…

スッキリしないマーケットがいつまで続くのか

冬のオリンピックもそろそろお別れが近づいてきた。一発勝負で立派な成績を収めるのはたいへんなこと。選手の皆さん、本当におつかれさま。いいものを見せてもらってありがとうございました。 相変わらずマーケットはスッキリと晴れて来ない。ドルの減価はど…

e-Taxに挑戦したことがありますか? 確定申告その7

マーケットが不安定で円高が進行。この円高の評価、というか政府・日銀の沈黙についてはいずれさまざま議論が出てくるだろう。政策としての一貫性には欠ける。ただし一市民としては受け入れて必要な対策をとるだけ。 確定申告が始まったばかりだが、おかげさ…

e-Taxに挑戦したことがありますか? 確定申告その6

確定申告をe-Taxで送信してから10日(営業日ベース)経過。8日目にメールが届いて「還付金の処理状況を確認できます」とのこと。おっ、どこまで進んだのか。 以前はe-Tax内の「メッセージボックス」でコミュニケーションをしていたが、それとは別にいまは「…

アメリカの長期金利はこのまま上がるか

米国の長期金利上昇が株安の引き金を引いた。1月雇用統計を受けて2月2日のダウは2%以上の下落。今日5日の日本株も大きな下落となった。 長期金利のことは1月12日に当ブログで書いたが、基本的に大きな懸念になるとは思っていない。足元の数字で振れるのはマ…

e-Taxに挑戦したことがありますか? 確定申告その5

確定申告シーズンでは、自分のことと家族のことを同時並行的に進めないといけない。今回は子ども、と言ってももう立派な社会人だが、2018年にかれこれ4つも勤務先を渡り歩いたので、その始末をどうするかが自分の申告に響いてきた。 1.扶養家族と同一生計…

やっぱり来ました所得税改革 その10

12月8日に「その9」を書いて以来、久しぶりに所得税改革を取り上げたい。 本日2018年1月22日の日経「経済教室」に三木義一先生が「所得控除より税額控除を」とのタイトルで寄稿しておられる。薫陶を受けたこともないし、不勉強でどんな先生か良く存じあげな…